ヘルニアの手術をしても痛みが取れないあなたへ

椎間板ヘルニアでは手術やリハビリでいくら改善されたとしても、
日常生活のなかで腰に負担のかかる姿勢をしていてはヘルニアは再発してしまいます。
特に椎間板に負担をかけるのが「座っている姿勢」です。
現代人はデスクワークなどで座っている時間が長く、
日々の座り方が悪ければいくらヘルニアが改善されても
再発するリスクはかなり上がってしまいます。
そうならない為にも日々の座り方を改善することがヘルニア予防には一番有効です。
今回ご紹介する座り方は椎間板ヘルニアだけでなく
腰に負担をかけない基本的な座り方ですのでぜひ参考にしてください。
椎間板ヘルニアを防ぐ座り方とは
椎間板は背骨と背骨の間にあるジェル状のクッションの役割を果たしています。
椎間板は日々の習慣の中でストレスがかかり続けるところなので、
大なり小なり変形が進行してしまいます。
その椎間板にかかるストレスですが実は座っている時が
一番負担がかかっている姿勢といわれています。
多くの方は立っている時に一番負担がかかっていると思いがちなのですが、
座っている姿勢は立っている姿勢の1.5倍もの負担がかかると言われています。
ここからさらに前かがみになると約2倍の負担がかかります。
普段何気なくしているだらんとした姿勢が椎間板に
2倍もの負担がかかっていると知ったら自然と背筋も伸びてきますよね 笑
椎間板ヘルニアの予防で大事なのは姿勢を意識して座ることです。
それだけで毎日の起こる椎間板への負担を減らすことができ、
再発の予防にもなるのです。
どのようにして座ればヘルニアに効果的??
椎間板ヘルニアで一番悪い姿勢は、
先ほどお伝えしたようなダランとした姿勢です。
椎間板は腰を前に倒した姿勢でヘルニアを誘発されることが多く、
悪い座位姿勢はリスクをかなり高めてしまっています。
当院に来院されるヘルニアの患者さんの多くはデスクワークやトラック、
タクシーの運転手など仕事で長時間座っている方が多いです。
力仕事をしている人が椎間板ヘルニアになっている!
というイメージが強いと思いますが実は違うんですね。
この点からも普段、座っている姿勢が生活の中で長時間続く方は、
ヘルニアになるリスクが高くなるということがわかります。
でも仕事をコロコロ変えるわけにはいきませんよね。
そして仕事中は姿勢を意識していても集中すると崩れてきてしまいますよね。
一般的に言われているように背筋を伸ばして座りましょう!
という姿勢をイメージすると思いますが
無理に背筋を伸ばすことをしても筋肉が硬くなってしまい
逆にしんどくなってしまいます。
背筋の意識して疲れてきたら背筋を丸めても大丈夫!
丸めてて疲れてきたら背筋を伸ばす!
そんな風に同じ姿勢を長時間しない!
ということを意識してみてください。
お尻グリグリエクササイズ!
座って行う予防法でポイントはしっかりと坐骨で椅子に座ることです。
うん?他には!?って思うかもしれないですけど、
まずはそれだけを意識して体感してください!
今座っていて坐骨がどこにあるかわかりますか?
はっきりとわかってくると、「無意識でも背筋が伸びる」「左右に押されても坐骨で押し返せる」「腰が楽になる」などすぐに体感できます。
事実、腰痛の患者さんに坐骨を意識してもらい、
骨盤の運動を試みただけで痛みが軽減したケースがいくつもあります。
では、実践してみましょう
1、少し硬めの椅子に座ります
2、どこに圧が集まっているかなんとなく意識してチェック
3、お尻の下に自分の手をひらを上にして入れ込む
4、こりこりした骨(坐骨)を見つける
5、坐骨が手にささってくるように上半身の重さを集めてくる
6、手のひらで一番圧を感じた場所で、グリグリ押し付ける
7、手を抜いて再度グリグリ座面に押し付ける
8、反対側も同じように行う
9、2を再度チェック
先ほどより、坐骨がはっきりして、自然と背すじが伸びてくる感覚はあるませんか??
もし腰が楽になった感覚がある方は是非継続して行ってください。
「ただ坐骨で座っている」ではなく「坐骨で座っていること認識する」ことが大切です!
坐骨でしっかり座ることができると、無意識で身体を支える状況を得やすくなり、
結果的に「腰痛改善」「肩こり予防」につながってくるのです。
大切なのはずーっと意識して姿勢を作ることではなく、
無意識で楽な姿勢を保てることが理想的ですよね!
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